「何故こんな寒い時期に受験をするのだろう。もっと暖かい時期に実施すればいいのに…。」
子供の中学受験当日、いつにも増して早起きをし、太陽が昇る気配もない暗い中、子供と足早に駅へと向かう。慣れない緊張のためか、星空を眺めてみる余裕もない。
駅まではほんの数分なのだが、そのほんの数分の道のりで私たちと同様、これから中学受験に向かうであろう数組の親子を見かけた。なぜだか分からないがホッとした。
早朝の駅は人けも疎で閑散としていて、その静けさがより一層真冬の寒さを際立たせているかのようだ。
私たちは間もなく出発するであろう電車にここぞとばかりに乗り込んだ。ざっと車内を見渡しながら次から次へと車両を移動し、適当なところで端の席から座った。
熱心な受験生であれば乗車時間すら惜しみ、ここで復習やら何やら勉強するのだろうが、我が子はいたって呑気に構えている。やる気がまったくなさそうだ。
そんな子供ののんびりさ加減に少しばかり不満を抱えながらも受験会場へと向かうのだった。
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数年前、私の子供も中学受験をしましたが、受験期間中はいつも上記のような日々を送っておりました。
中学受験は寒い時期に実施されるため、子供が風邪やインフルエンザに罹らないよう常に気をつけていました。少しでも風邪気味だと感じたら「早めの対処が一番」と、薬やその他の効果がありそうなものを飲ませていた記憶があります。
「暖かい時期に実施してくれたらいいのに…。」と常日頃から思っていました。
ある日は雪がしんしんと降り積もる真っ暗な寒い中、受験会場に向かわねばならなかったことがあり、その時はさすがに「まだ小学生なのに何故ここまでして…」と否定的になったこともあります。
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しかしながら否定的になったとしても、すぐに気持ちを切り替えて受験モードをオンにしていました。
そんな中学受験に向けて突き進んでいた私(親)ですが、今では中学受験者数が年々増加しているとのニュースを見るたびに複雑な心境になります。
なぜかというと、当時は良かれと思っていた中学受験に対して疑問を持つようになったからです。
私は2015年から「RAPT BLOG」の一般記事を読み始めるようになったのですが、この「RAPT BLOG」に書かれてある記事を通して、この世の学校教育で学ぶ学問のほとんどが嘘だということを知りました。
・RAPT×読者対談〈第123弾〉個性豊かな才能あふれる人々を生み出す社会へ。
【第13回】ミナのラジオ – 一流大学・一流企業に入るメリットはもう何もない これからの時代を成功して生きるための最高にして唯一の方法 – ゲスト・RAPTさん
教育現場の教育事業側が儲かるような仕組みにつきましても、そうだろうと何気に分かってはいたのですが、子供の成績が下降気味になると焦りからかじっくり考えることもせず、塾とダブルで個別指導塾に通わせたりもしていました。
子供が通っていた小学校は中学受験率が高かったのですが、我が家はその影響を受けたわけでもなく、私自らの判断で決めました。
今思えば、塾に通わせて中学受験をさせたことに関して後悔している部分もありますが、それを通してできた友達関係など良かった部分もありますから人それぞれかとは思いますが、これから中学受験を考えている方は、一度「RAPT BLOG」を読んでみることをおすすめます。
本日も読んでいただきありがとうございます。
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